鳩を追い払う薬剤グッズ
2022年09月27日
忌避剤は、鳩が嫌がる味や臭いの成分が入った薬品です。
鳩がとまりやすい場所や、鳩がとまると困る場所に塗っておくと、鳩を撃退することができます。
大掛かりな施工の必要がない便利な鳩対策グッズですが、その効果を最大限に発揮するには、いくつかのポイントがあります。
今回は、忌避剤の種類や効果的な使い方についてご説明します。
■忌避剤の種類
忌避剤の種類はさまざまです。それぞれの特徴を押さえて、使いたい場所や被害のレベルに合った忌避剤を選びましょう。
●ピーコン忌避剤スプレータイプ
スプレータイプは、虫除けスプレー感覚で手軽に使えるのが特徴で、効果は3〜4時間程度です。
鳩が本能的に嫌がる味や臭いを毎日定期的に吹き付けることで、鳩の飛来を防ぎ、撃退することができます。
ベランダや階段の手すり、窓枠の上、ベランダの仕切り壁など、鳩がとまりやすいところに集中的に使うと良いでしょう。
なお、万が一、吸い込んでも害がないように、ハーブなどの天然成分でできた忌避剤を選ぶことをおすすめします。
●ピーコン忌避剤固形タイプ
固形タイプは、クローゼット用の防虫剤のように吊るして使う鳩対策グッズで、半径1.5m四方に約1ヶ月程度効果が持続します。
階段やベランダの手すり、窓の桟、物干しなどに吊るすことができます。鳩の嫌がる臭いが辺りに広がり、鳩が寄りつきにくくなります。
なお、臭いの有効範囲に応じて、間隔を空けていくつか吊るすと効果的です。
ただし、固形タイプの忌避剤は水に濡れると溶けてしまうものが多いので、雨が降っても濡れない場所に使いましょう。
●ピーコン忌避剤ジェルタイプ
ジェルタイプは、味覚、嗅覚、触覚の3つで鳩を撃退できるのが特徴で、1年〜1年半程度効果が持続します。
ジェルタイプを塗った場所に鳩がとまると、足にベタベタしたジェルが付きます。鳩はベタつく感触を嫌がって寄りつこうとしなくなるのです。
しかも、足や羽についたジェルをくちばしで取ろうとすると、鳩の嫌いな味や臭いをダイレクトに感じることに。
このように、ジェルタイプの忌避剤を塗っておくと、味覚、嗅覚、触覚の3つの感覚を通して、「ここは嫌な場所である」と鳩に覚えさせることができるのです。
●ピーコンバードフリー低臭タイプ
ピーコンバードフリー低臭タイプは、効果期間が1年と非常に長いです。
ほかの忌避商品に比べ、鳥類のさまざまな感覚を刺激する商品となっており、強い忌避効果を期待できます。それは、ニッキの香りで嗅覚を刺激するだけではなく、ジェルのネバネバした気持ち悪さで触覚を刺激する。食べたときに鳩が嫌う味で味覚を刺激する。バードフリーは鳥にしか見えない色と紫外線吸着剤を入れており、紫外線を吸着する事によって、鳥には炎のように見えています。そのことによって、その場所が危険な場所であるという事を認識させて寄り付かなくさせます。
■レベルに応じた対策を
鳩の被害は、1~4のレベルに分けられます。
その中で、忌避剤が特に有効なのは、レベル1、レベル2、レベル3の初期に当てはまる被害です。
●被害レベル1……休憩鳩:鳴き声による騒音、糞による軽い汚れなど
鳩は移動中に羽を休めているだけなので、対策は比較的簡単です。
鳩が来ているのを見つけたら、その場所に忌避剤をスプレーすると良いでしょう。
鳩がよくとまる場所に固形タイプの忌避剤を吊るしたり、ジェルタイプの忌避剤を塗ったりしておくのも効果的です。
被害レベル1用の対策商品はこちら
●被害レベル2……待機鳩:数匹の鳩の待機場所になり、糞の量も増える
鳩は日々の移動の間に定期的に訪れています。
これ以上気に入られないよう、鳩が留まるポイントにスプレータイプと固形タイプの忌避剤を併用する、重点的にジェルタイプの忌避剤を使うなど、より撃退効果の高い方法をとるのがおすすめです。
被害レベル2用の対策商品はこちら
●被害レベル3(初期段階)……ねぐら鳩:最近室外機の裏などに鳩の姿を見かけた、糞や鳴き声の被害が深刻化
鳩はすでにその場所を安全なテリトリーと認識しています。
日中だけでなく夜間も滞在するので、鳩が来たときにスプレー、固形タイプの忌避剤は効果が見込めないので、ジェルタイプの忌避剤を使って24時間体制で撃退しましょう。
なお、室外機の裏などに潜んでいることもよくあります。
より高い撃退効果を得るためには、溜まった糞や羽を取り除き、水洗いしてから忌避剤を使うのがポイントです。
被害レベル3用の対策商品はこちら
■こんなときは効果が出ない
・鳩の巣を見つけた
・掃除しても追いつかないほど、糞の量が多い
・移動することなく、棲みつかれている
・卵・雛がいる
・2羽以上で行動している
このような場合、鳩はその場所に強い執着心を抱いているため、忌避剤だけで撃退するのは困難です。
味覚、嗅覚、触覚、視覚で鳩を嫌がらせるだけでなく、ネットを張って物理的に鳩の飛来・侵入を防ぐか、有刺剣山や電気ショックなど、より強い刺激を与える方法を検討しましょう。
どの方法が有効かは鳩の執着度や環境条件によって異なるので、日本鳩対策センター公式プロショップにお気軽にご相談ください。
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